「ひぐらしのなく頃に」「うみねこのなく頃に」「彼岸花の咲く夜に」とは


関連物を紹介するにあたり、まずは私の言葉で、「ひぐらしのなく頃に」「うみねこのなく頃に」「彼岸花の咲く夜に」の紹介を試みます。
このサイトを見てくださる皆さんにとっては既知のことも多いかとは思いますが、おつきあいいただけますと幸いです。

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「ひぐらしのなく頃に」
とは07th Expansion」というサークルによる同人(個人やグループによる自主制作)ゲームのタイトルです。
 サークルメンバーで文章や絵を作り、プログラムを組み、CD-ROMに焼いた作品を、
 同人誌即売会「コミックマーケット」にて発表/頒布したものです。
 このゲームが話題となり、アニメやコミックなど、多くの方の目に触れるメディアへ展開されていきました。

 このゲームは、Windowsのパソコンに対応しており、一般的に「サウンドノベル」といわれる形式に分類されています。
 画面には絵(主にキャラクターと背景)とストーリーの文章が表示され、BGMや効果音が鳴ります。
 マウスで画面をクリックして文章を読み進めていきます。

 ここまでは他の「サウンドノベル」と大差ないのですが、
 「ひぐらし」には選択肢によるストーリー分岐が殆どないのが特徴のひとつです。
 また、他のゲームでは別々の方が担当されることが多い「テキスト(ストーリーの文章)」と「キャラクター絵」を
 両方「竜騎士07」さんが担当されていることでも話題になりました。
 BGMは、前編(出題編)のときはインターネット上でフリー配布されている音源をお借りして使用したとのこと。
 後編の「ひぐらしのなく頃に解」からは、フリー音源のほかに、アマチュア作曲家さんが作曲された作品が使われています。
  (プレイ完了後に閲覧できる「OMAKE→音楽室」で曲名や作曲者名を確認できます)

■「ひぐらしのなく頃に」ストーリー・みどころ
 舞台は昭和58年5月。前原圭一は都会から寒村・雛見沢村へ転入。新しい学校になじみ楽しい毎日を送っていた。
 ある日、圭一は、毎年村の祭「綿流し」の日に一人が死に一人が消えるという連続未解決事件のことを知る。
 周囲の友人らに問い合わせても皆口をつぐみ、その存在を否定する・・・。
 この不可解な連続未解決事件・村の因習に翻弄され、抗ったり諦めたり他人を疑ったり・・・
 ───そして、立ち向かっていく人々の姿が描かれていきます。

 本編(出題編・解答編)全8話はそれぞれパラレルワールドのような感じで進行します。
 各シナリオは、前半は明るくコメディタッチな日常描写が多く、キャラクターや状況になじんだところに、
 後半の重い惨劇描写が降りかかってきます。その落差によってストーリーがより印象深くなってます。

 全体としては、最初はよくわからないままだった状況の謎が、話を読み進めていくごとに徐々に明らかになっていきます。
 全編怖いわけではないですが、怖い描写はばっちりありますので、ホラーやサスペンスものが苦手な方はご注意ください。

 読み応えのあるテキストと演出ですので、ただストーリーを追うだけでも十分面白いですが、
「なぜそんなことになっているのか」謎について推理を展開するのも「ひぐらし」の楽しみ方のひとつです。
 現在は完結して謎の答えもでていますが、作品の謎が明かされるまではもちろん、今でも、
 オフィシャルサイト「07th Expansion」の掲示板やファンサイト、掲示板等で  考察・推理がたくさん披露され、議論され、情報交換されています。

 オフィシャルサイトには、無料体験版(第一話 鬼隠し編)があり、第一話をまるごと楽しめますので、
 気になる方はダウンロードして試してみるのも良いと思います。(正規版の第一話とは若干異なる部分があり、セーブデータの引継ぎはできません)

■管理人より
 宣伝ポスターなどで鉈振り回してる女の子の絵や血の表現があるし、作中で登場人物がヘンな死に方をします。
 人死にの表現は容赦ないです。痛ましい、グロい描写が存在します。
 そのため、殺人ものと思われやすいのかな、とは思いますが、全体のテーマは「その状況にたちむかう人々の姿」にあると思います。
 体験版になってる第一話「鬼隠し編」は、困難な状況にはまりこんでしまう話。怖いとこもばっちりあります。
 最後は「どうしてこうなった」といいたくなることうけあいです。
 が、原作を全部、順番にプレイしてほしいです。
「怖い話」の部分を楽しまれてる方は多いと思いますし、実際見所ではあると思います。
 でも、私は「ひぐらし」は「斧で敵を殺していくゲーム」ではないと思っています。
 自分では二次創作同人するくらい思いいれのある物語ですが、二次創作同人は原作ありきの作品。まずは原作のストーリーに触れてみてください。
 コミックや小説、アニメなど、多くの媒体で「ひぐらし」を楽しむことができます。

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「うみねこのなく頃に」
とは07th Expansion」というサークルによる同人(個人やグループによる自主制作)ゲームのタイトルです。
 サークルメンバーで文章や絵を作り、プログラムを組み、DVD-ROMに焼いた作品を、
 同人誌即売会「コミックマーケット」にて発表/頒布したものです。
 「ひぐらしのなく頃に」を発表し話題になったサークルによる「ひぐらしの次」の作品として大変話題になりました。

■「うみねこのなく頃に」の、「ひぐらしのなく頃に」との関連
 「ひぐらしのなく頃に」「うみねこのなく頃に」は、「なく頃に」(When they cry)シリーズと呼ばれます。
    ジャケット側面の表記は、
「ひぐらしのなく頃に」(出題編)が、When they cry、
「ひぐらしのなく頃に解」(解答編)が、When they cry2、
「ひぐらしのなく頃に礼」(ファンディスク)が、When they cry2+、
「うみねこのなく頃に」(Episode1〜4)が、When they cry3、
「うみねこのなく頃に散」(Episode5〜8)が、When they cry4、
「うみねこのなく頃に翼」(ファンディスク)が、When they cry4+  になっています。
 【ひぐらしとの類似点・相違点】
 ・原作者が同一。「テキスト(ストーリーの文章)」「キャラクター絵」を両方「竜騎士07」さんが担当
 ・Windows向けパソコンゲームで、システムは「ひぐらし」と基本的に同じ。Tips、セーブ/ロード画面などの操作性は「ひぐらし」から向上。
   サウンドノベル形式。基本的に選択肢によるストーリー分岐がない。
 ・「ひぐらし解」と同じく、BGMはアマチュア作曲家さんの作品からセレクトして使用
 ・8つのパラレルな物語を順にプレイする構成、舞台が昭和の時代であること、状況の謎を考察する楽しみも同様
 ・世界を構成する「カケラ」の概念は「ひぐらし」と共有?
 ・ストーリーはそれぞれ独立。基本的には関係ない(キャラクターが読書中の本の題名として「ひぐらしのなく頃に」がタイトルだけ登場)。
 ・一部ひぐらしのキャラを想起させるキャラが登場(ひぐらしのキャラに名前や外見が似ている。スターシステムのようなもの?)

物語はそれぞれ独立していますので、「ひぐらしをプレイしていないと楽しめない」ようなことはありません。
初めての方も、「ひぐらし」からのファンも楽しめる内容になっていると思います。

■「うみねこのなく頃に」ストーリー・みどころ
 昭和61年10月。大富豪「右代宮(うしろみや)家」の私有する小島「六軒島(ろっけんじま)」に、
 毎年恒例「親族会議」のために集ったのは合計18人。
 彼らは台風の接近により島に閉じ込められます。その2日間にくり広げられるドラマが物語の中心となります。
 老当主の遺産相続で大もめの兄弟姉妹、「家政婦は見た!」、そして、魔法のようにも思われる殺人事件の謎・・・
 「魔女」っていったい・・・・・・??????

 各話はそれぞれパラレルワールドのような感じで進行します。
 全体としては、最初はよくわからないままだった状況の謎が、話を進めていくごとに徐々に明らかになっていきます。
 昭和61年10月の六軒島で何があって、どうしてそんなことになったのか???
 全編怖いわけではないですが、怖い描写・グロ描写はばっちりありますので、ホラーやサスペンスものが苦手な方はご注意ください。

 こちらも読み応えがあり、状況の謎を推理・考察のしがいもたっぷりあります。
 謎もまだまだ考察の余地があり、「なぜそんなことになっているのか」オフィシャルサイト「07th Expansion」の掲示板や
 ファンサイト等で考察・推理がたくさん披露され、情報交換も活発です。
 (私は推理はからっきしなのですが、他の方の推理を読みながら考えるのも面白いです)

 オフィシャルサイトには、無料体験版(Episode1 Legend of the golden witch)がありますので、
 気になる方はダウンロードして試してみるのも良いと思います。

■管理人より
 こちらも謎をちりばめて、キャラクターもあれ?18人???え???と思うような展開満載です。
 原作の描写のここかしこに罠がはりめぐらされてると思うと、もう先へ進むのも抜き足差し足です。
 謎に翻弄されてぐるんぐるん振り回されつつ、でも読みきってしまうテキストの勢いはさすが。
 Episode7まできて、各キャラクターの内面や普段表にださないような事情も明かされだしました。
 各キャラクター同士の想い、愛憎模様など、表から見えないナニカを見せようとする物語・・・先が楽しみです。

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「彼岸花の咲く夜に」
とは、「ひぐらしのなく頃に」の原作者(シナリオ製作者)としてその名を知られることとなった「竜騎士07」さんが
富士見書房の雑誌「ドラゴンエイジピュア」で連載していた小説「学校妖怪紀行 第八怪談募集中」(イラスト:西E田さん)を
改題し改めて世に問うたタイトルです。このタイトルでは、最初にコミック作品として世に出ました。
コミックの「第1話 第八怪談募集中」が前身の小説の内容にあたり、第2話以降は新作となっています。

 小説「学校妖怪紀行 第八怪談募集中」は現在のところ単行本化されていません。
 コミック「彼岸花の咲く夜に」は、つのはず壱郎さんの作画により富士見書房の雑誌「ドラゴンエイジ」にて連載されています。

 これを、原作者の竜騎士07さん率いる同人サークル「07th Expansion」によって同人ゲーム化したものが、
 ゲームの「彼岸花の咲く夜に」です。
 サークルメンバーで文章や絵を作り、プログラムを組み、CD-ROMに焼いた作品を、同人誌即売会「コミックマーケット」にて発表/頒布
 したものです。以下は、ゲームの「彼岸花の咲く夜に」について説明します。

■ゲーム「彼岸花の咲く夜に」の「ひぐらし」「うみねこ」との類似点/相違点
 ・原作者が同一。「テキスト(ストーリーの文章)」「キャラクター絵」を両方「竜騎士07」さんが担当
 ・Windows向けパソコンゲームで、システムは「ひぐらし」「うみねこ」と基本的に同じ。Tips、セーブ/ロード画面などの操作画面も類似。
   サウンドノベル形式。選択肢によるストーリー分岐はない。
 ・BGMは「ひぐらし」「うみねこ」と同様、アマチュア作曲家さんの作品からセレクトして使用
 ・「なく頃に」シリーズではなく、独立した内容。
 ・推理要素はない。単純に読み進めるパソコン小説的な内容。
   学校での「いじめ」と、それを見物しときに介入する「人ならざる者」を題材にした物語。怖い表現は健在。
 ・一部うみねこのキャラを想起させるキャラが登場(うみねこのキャラに名前や外見が瓜二つ。スターシステムのようなもの?)

■「彼岸花の咲く夜に」ストーリー・みどころ
 舞台は、統廃合でマンモス化したある小学校
 森谷毬枝は、クラスメートからいじめを受け、担任からも密かに陵辱され続ける日々を送っていた
 人生を悲観し人間でなくなることへ心ひかれた毬枝が出会ったのは、「学校妖怪序列第三位 踊る彼岸花」。
 彼岸花と出会って、毬枝は・・・・・・?????

 物語は、まず毬枝と彼岸花との出会いを描き、その2人を中心に学校を見渡す形で進行します。
 全編にわたりテーマは「いじめ」。それを毬枝や彼岸花や、他の学校妖怪たちが見ています。
 ときに妖怪たちはそのニンゲン関係に介入し、改善したり悪化させたり、妖怪同士戦ったり・・・そんなかんじの物語です。
 怖い描写、えげつない描写はばっちりありますので、ホラーや怖い話が苦手な方はご注意ください。


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